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たとえば、様々な感情に対する様々な表情や仕草といっても、確かにそれは、元からある先天的な遺伝によるものと思われがちであるが、実際にな決してそうではないのである。 それが生まれつきの先天的なものに見えるのは、そうした仕草や表情の、そしてそれ以前の感情のあり方といったものが、人間が現実に生きている、自然環境や文化の共通性に基づいているからである。 このような環境の共通性に基づく限り、人間がその下で生きて行く方向の傾向や型式、感情や表情や仕草といったものが、その環境の限られた条件の中で「型」にハメられてゆく、ということなのである。存在の形式が決定されてしまうということなのである。 |
続く。 続く。
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2019-0327-0329