| index＜ 日誌 ＜ s設定 ＜ 23c-20遺伝と適応1 「特定と確定」p10 |
| そして、これをあらかじめ先天的に特定しているのが、遺伝とその遺伝情報なのである。数限りない人間の表情や感情、あるいは行動のパターンといったものも、その特定された遺伝情報と自然的・社会的な現実の条件に基づいて、後になって現実のものとして確定されて行くのである。 このような馴れと適応の結果として、現在の自分自身の存在があるのである。他の可能性を捨てて、自分で自分を確定したのである。 だからまた、移民や植民、離散などによって、新たな民族と国民が形成されると、やはりその気質や気性といったものも、どこかそれ以前の者たちと違うのである。これは例えば、イギリス人とアメリカ人の違いがそうなのである。 |
続く。 続く。
index＜ 日誌 ＜ s設定 ＜ 23c-20遺伝と適応1 「特定と確定」p10
2019-0327-0329