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2、意図的。


しかしまた、このような進化の変異といったものを外から見ていると、なにか意志をもって、あらかじめ仕組まれ設定された、意図的で計画的な仕業(しわざ)のように思えてくるのである。

それはすなわち、そうならざるを得ない必然的な原理といったものが、常にそれを支配していて、そしてまた、その方向というのを強制しているからである。そしてそれが、自分にとって不可避の、何かの意志の強制のように感じられてくるのである。

そうして何もかもが、あらかじめ予定され決定済みのことのように思えてくるのである。そして、このような自然の原理と必然性といったものを、私たち人間が外から見ると、何かまるで意識的で意図的な強制力のように見えてくるのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329