index< 日誌 < s設定 < 23c-21遺伝と適応2 「意志の存在」p4 |
それは、すなわち必然性であって、原理でもあって、そうならざるを得ないもの、そうとしかならないもの、それ以外のものになり得ないもののことである。すなわち、あらかじめ定められているのである。 現実の事実として確定されたものではなくて、観念の世界で導かれる原理や方向性、そしてその論理的な結果を示しているのである。すなわち、あらかじめ予測されるのである。特定されるのである。 たしかにそうである。どのように見ても特定されてしまう。遺伝によってもたらされた、現実の自らの身体というものが確定され、現実に存在する客観的条件、地理的空間的条件と文化的環境の中で、どうしても規定されてしまうのである。 そうして生きて行く以外にないのである。他の生き方が出来ないように出来ているのである。自分が現実の存在であろうとするならば、そうするしかないのである。 |
戻る。 続く。
index< 日誌 < s設定 < 23c-21遺伝と適応2 「意志の存在」p4
2019-0327-0329