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4、必然性。


そのようにしか成れず、そのようにしか出来ず、そのようにして始めて種としての保存と継続が可能であったということである。そうした原理と方向性、そしてその必然的な結果というのを、私たちは現実の世界に見ているのである。

そうした強制された必然性が絶対的に支配する世界だということである。これがいま現実を生きている人間の存在の仕方なのであり、表情と仕草、行為や行動、そしてその形式にそのまま表現されているのである。

馴れや習性、適応、そして日常の習慣や、さらに宗教や社会体制がそうなのである。外から表面上、形式的にどのような政治体制をとっても、その民族の根源的な原理や傾向といったものは、ほとんど変わらないというということである。

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2019-0327-0329