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このような考え方からすると、人間が持つ様々な表情や仕草、行為や生活のパターンといったものは、一見、本能的で先天的な遺伝のように見えるが、決してそうではなく、遺伝がもたらした様々な条件が、現実の中で機能し様々な相互作用を繰り返してきた結果なのである。 現に今日、例えばペットのネコや犬は、それが持つ本来の仕草やクセの意味が、本能的なそれとは全く別の意味を持つに至っている。 だからまた、人間が持つ様々な表情や仕草といったものもまた、単に本能的で遺伝的なそれだけではなくて、それが馴れと適応によって習得されてきた、後天的な学習の結果であると言えるのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0327-0329