index< 日誌 s設定 <  23c-24遺伝と適応5 「継承と創造」p7

1、あいまい。


遺伝というのが分からない。曖昧だ。いったいどこからどこまでが遺伝で、また、そうでないのか。というのが、どこまで行ってもハッキリしないのである。持って生まれ出た先天的なものと、そして生まれた後に、後天的に学習によって習得したものとの境目(さかいめ)が、ハッキリしないのである。

先天的なものと後天的なものとの境目がはっきりせず、それらが互いに入り乱れて錯綜し、出たり入ったりして混乱し、区別がつかなくなっているのである。つまり、境界線というのがなくて、同化しり異化したりしていて、そうやって一体化してしまっているのである。区別のしようがないのである。当然である。それら遺伝も適応も、同じ当事者たる主体自身の営みだからである。

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2019-0327-0329