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2、不可避。


先天的な遺伝だけなら話は簡単である。それは身体上のカタチ、目に見える肉体の仕組みと機能でもって識別できるからである。しかし、話はそう簡単ではない。その機能の「仕方」というのが絡んでくるからである。

たとえ身体のカタチと構造が同じであっても――それにしても多かれ少なかれ誤差があるのであるが――、その機能の仕方に多少の変化と誤差があるのである。それは、個体それぞれが生きている環境が違うから当然のことなのである。

たとえば、このような誤差や変化がないとすれば、変化する現実世界の中で、種の保存と継続は不可能なのである。従って、このような誤差や変化といったものは、どうしても不可避なものなのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329