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遺伝していると言っても、幾世代の間に何ら機能することが無かったために、いつの間にか忘れられカタチだけの痕跡となって、訳の解(わか)らない潜在的な可能性としてだけ、かすかに保存されているに過ぎず、場合によっては、すでに何のことなのか忘れられ、失われていることすらあり得るのである。 もはや二度と再生も機能もすることなく、終わってしまっていることすらあり得る。そうしていつの間にか、そのカタチの物理的・空間的痕跡すらも消えてしまっている。しかし、あるいは反対に、遠い昔に忘れられ失われていた役割や機能といったものが、現実の差し迫った必要から、一気に躍り出てくることもある。 |
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2019-0327-0329