index< 日誌 < s設定 < 23c-25遺伝と適応6 「必要と可能性」p3 |
むしろ、それらの間を行ったり来たりしている、というのが実情なのである。そうした意味で遺伝とは、本能的で無意識の世界であって、こうしたすでに与えられた条件を基にして、意識の世界が成り立ってているのである。 このような祖先から受け継がれた、自らの肉体と現実世界との対立。自分自身の肉体と精神との対立。そしてその相互作用といったものが、自分自身の意識と自意識の世界を表現しているのである。 それは見える物のカタチではなく、そうしたカタチを通して見えてくる、自律性と必然性の世界なのである。自分という主体の秩序とバランスの世界なのである。 歴史とは、時間的な変化として現れ、そして捉えられる、その変化の仕方の秩序といったものなのである。そしてこれが、主体としての自律性であり、必然性なのである。あるいはまた、原理といったものなのである。 |
戻る。 履歴へ
index< 日誌 < s設定 < 23c-25遺伝と適応6 「必要と可能性」p3
2019-0327-0329