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3、秩序。


むしろ、それらの間を行ったり来たりしている、というのが実情なのである。そうした意味で遺伝とは、本能的で無意識の世界であって、こうしたすでに与えられた条件を基にして、意識の世界が成り立ってているのである。

このような祖先から受け継がれた、自らの肉体と現実世界との対立。自分自身の肉体と精神との対立。そしてその相互作用といったものが、自分自身の意識と自意識の世界を表現しているのである。

それは見える物のカタチではなく、そうしたカタチを通して見えてくる、自律性と必然性の世界なのである。自分という主体の秩序とバランスの世界なのである。

歴史とは、時間的な変化として現れ、そして捉えられる、その変化の仕方の秩序といったものなのである。そしてこれが、主体としての自律性であり、必然性なのである。あるいはまた、原理といったものなのである。

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2019-0327-0329