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それはむしろ、遺伝と適応の相互作用の場所と考えるべきであって、遺伝でも、適応でもなく、それらとは別の世界であって、それ自体が固有の自律した世界なのである。すなわち、それ自体が無意識の、過去と現在が入り混じった、混沌とした本能と衝動の世界なのである。 私たち人間を、意識の外の世界から規制し強制している、根源的な世界なのである。遺伝と適応が一体化し、自分の中で過去と現在が対立し、自分が自律した世界なのである。 例えるなら、私たち人間の意識と観念の世界の根源にあって、そこから必然的に導かれる自律した原理の世界なのである。そして正しくそうした世界を私たちは、気づかないまま無意識の内に、自分たちの自意識にしているのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0327-0329