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| しかしまた、だからこそ遺伝には限界があるのであって、制約され、条件づけられざるを得ないのである。その先は、自らの学習と適応によって解決せざるを得ないという意味でそうなのである。 そして、これを遺伝というならば、これを基にして生存競争によって適者が残って行く。そして、このような過程そのものを適応と言っているのである。 そして、そうでない者、その環境のバランスと秩序に適（かな）わなかった者が消えて行く。たとえば、その一代限りで終わり、それ以降続くということがないのである。しかしまた、この世代を超えて続くということが「種」なのである。そして、これが歴史的な存在なのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0327-0329