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やはり、どちらがどちらともハッキリ区別できないのである。遺伝を現実のものとして適応してゆく、その根源にあるものが生理の作用である以上、それは遺伝とは別のものと言わざるを得ないのである。 そしてそれが、私たち人間の営みといったもの、宗教や法律、あるいは習慣や気質気性といったものを決定しているのである。これは、持って生まれた身体のカタチとその構造、及びそれらとの、外的環境や文化との相互作用との結果なのである。 だからまた、同じ遺伝であっても、たとえば同じ民族や国民であっても、彼ら彼女らが生きている現実の風土の条件によって、その気質や気性といったものが大きく違ってくるのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0327-0329