index< 日誌 < z自意識 < 23c-27「理想世界」p11 |
しかしまた、だからこそ、よく見えるし、見たくないものまで見えてくるのである。排除されているからこそ、世界を外から見えてくるのである。自己の精神と現実がどこかで分裂してしまっているのである。 自己の本来あるべき現実を喪失してしまっているのである。だから現実というのが、ウソと「まやかし」の偽善のように見えてくるのである。現実というのを外から客観的に見てしまうのである。現実の後ろ側が透けて見えてしまうのである。 しかしまた、この現実の中に自分の現実が無い以上、自分でそれを見つけるしかないのである。そしてまたそれが世間の常識人からすると、非常識な訳の分からない人間に見えてしまうのである。 |