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9、後ろの世界。


しかしまた、だからこそ、よく見えるし、見たくないものまで見えてくるのである。排除されているからこそ、世界を外から見えてくるのである。自己の精神と現実がどこかで分裂してしまっているのである。

自己の本来あるべき現実を喪失してしまっているのである。だから現実というのが、ウソと「まやかし」の偽善のように見えてくるのである。現実というのを外から客観的に見てしまうのである。現実の後ろ側が透けて見えてしまうのである。

しかしまた、この現実の中に自分の現実が無い以上、自分でそれを見つけるしかないのである。そしてまたそれが世間の常識人からすると、非常識な訳の分からない人間に見えてしまうのである。

戻る。             続く。

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2019-0327-0329