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このような自意識といったものが、現在日本の一般的で共通の、そして模範的な人間のモデルになっている。学校や企業、そしてマスコミと政府が一体となった社会が目指し、そして作り上げてきたものなのである。 このような生き方、このような感覚と思考の持ち主なのである。言い換えると、自分自身の考えというのがなく、持ったこともなく、「自分の考え」というのが、いつまでたっても理解することが出来ない。そうした世界の住人なのである。 だから、このような生き方の考え方・感じ方の前提そのものが問われているのである。自己の存在自体が問われている。だから、どうしても、訳もわからずに疑り深く、手探りしながらも執拗になってしまうのである。 しかし、こうしたことは、どうしても必要なことなのである。そして自分にとってみれば、それは何よりも大切なことなのである。 |