| index＜ 日誌 ＜ z自意識 av表情 ＜ 23c-33肉体の交感2 「「交感の錯覚」」p5 |
| しかしまた、こうしたことは、錯覚と象徴そしてそれが暗示する無意識の感覚や生理の働きといったものが、表情や習慣に限られるものではなく、私たち人間の全感覚や無意識の世界にまで及んでいるのである。 感覚の感じ方や、意識の傾向や好みなどといったものまでも、肉体の生理が制約し、方向づけているのである。そのようにしか成れない、というようにである。そうした方向においてのみ個性化し、最適化され、そして機能しているのである。あるいは、その範囲でのみ機能し得るように出来ているのである。 すなわち、自分自身の見えざる生理の作用がもたらす、錯覚や象徴といったものが、私たちの無意識の世界を支配しているのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0402-0404