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3、信じる。


それは予測不可能な無秩序と混乱、思い込みと戸惑い、そして錯綜した偶然だけが支配する世界である。しかしまた、だからこそ、錯覚と何かしらの連想や暗示へといざなう象徴にしかなれないのである。

しかしまた、そうしたことが、私たち人間が無意識の内に何かを信じ、また、その精神が拠り所とするものの根源にあるのである。それは、何かを意識し理解する以前の、「信じる」といったことの理由になっているのである。

私たちは、ものごとを簡略化して、それが象徴する印象だけを記憶に残している。また、それを何らかの行為へと導く符号やスイッチとして見なしている。だからまた、連想や錯覚になりやすいのである。あるいはまた、連想や錯覚でしかないのである。

戻る。             続く。

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2019-0402-0404