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5、そとの人。


だからやはり、それは印象と象徴の世界と言わざるを得ない。そしてこれを他の言い方で表現すると、錯覚の世界だということである。そしてまた、世界が錯覚として感じる人間は、すなわち、要するに現実の外に居る人間のことで、外の世界からこの現実を見ている人間のことなのである。

異文化と未知との遭遇が、そうしたインパクトを人間に与えているのである。人間が、自分を外の世界から、自分を見ているのである。自分が自分を見ている。自分の中で自分が分裂して、自分で自分を意識し始めたのである。

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2019-0402-0404