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1、感覚の無意識。


何気なく、自分でも意識することなく、気づかないまま知らず知らずの内に、そうした行動をとっているのである。それは習慣や条件反射であって、そしてそれを動かしている情緒の世界なのである。

歴史的な長きに渡る同じことの繰り返しが、無意識の世界で蓄積されて、それ自体で情緒の世界を作り出しているのである。それは自分でも意識することのない、情緒の世界なのであって、そうした無意識の世界の果てしのない堆積と蓄積が、それだけで、それ自体でイメージや印象の世界を映し出しているのである。 

なぜ、そうしたことが言えるのかというと、自分でも意識したり自覚したりすることのない、無意識のイメージや印象の世界がそうだからである。夢の中の世界もそうである。これは自分の中の観念や自意識の世界なのであるが、それとは別に、そうしたことが生理や感覚の世界でも起こっている、ということである。

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2019-0402-0404