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4、スイッチ。


現実とは、このような符号化されたサインが無限に拡がり、錯綜し、入り乱れて繋がり合った世界と言える。だからまた人間は、ときおり不可解で意味不明なことを自分でもやっている。つまり、どこかで錯覚しているのである。

誤解し勘違いしているのである。意識と思考がどこかで途切れて、めくれて、はがれて、つぎはぎだらけになって、むりやり繋ぎ合されているのである。

だからまた、まったく無関係なことであっても、それが何らかの衝撃で、それだけが動くことがあっても、それ自体で周りのつぎはぎだらけの、バラバラな印象や記憶に影響してしまうのである。

そして、そうしたスイッチと化したサインの符号が呼び起こされてしまうのである。つまり、無意識の内に気が付くと、何かワケの分からないことをしている自分に気がつくのである。

戻る。             続く。

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2019-0404-0416