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5、錯覚の連鎖。


このような偶然と錯覚の連鎖といったものが、その本来の目的から切り離されて、それだけで、それとは別の何かの刺激だけで勝手に、無意識の内に作動しているのである。

現実の理由や目的とは全く無関係に。それとはまったく別の切り離されたところにある、情緒や生理の反射作用でもって、それだけで意識を無視して機能し始めるのである。

果てしなく長い数万数億年という歴史的な時間の流れが、自己の中で、このような偶然の連鎖といったものを、それだけで自己目的化してきたのである。

情緒は情緒だけで、現実の理由や目的、そして外の環境や条件を無視して、情緒だけの都合で感情や表情、そしてその仕草といったものを作り出しているのである。だからまた、表情や仕草といったものが、自分でも分かりづらく、意味不明で不可解なことが多いのである。

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2019-0404-0416