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5、種の永続。


環境としての自然条件と、種として自らの可能性がそれを導いたのである。そうするしかないようにである。事実、そうすることによって、現在の人類が存続することが出来たのである。

なぜなら、現在を生きている私たちの存在が、それを証明しているからでである。もしも、他の経過をたどったなら、現在の私たち人間も、全く別の生存の形式とスタイルとなっていたであろうからである。

あるいは、歴史としの存在がどこかで途切れて、消えていたであろうからである。種として消滅していたか、それとも何か別の種となっていたであろうからである。そうした意味で、現在を生きている私たちの存在が、土器から鉄器への移行を、止むを得ない歴史の必然であったことを証明しているのである。

戻る。             続く。

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2019-0406-0408