index< 日誌 < ax背景 < 23c-52文明の発生4 「自律性」p6 |
もしもこのような模倣によって、中身が変わり、その内的原理まで変わると、それはもはや同一の種ではないのであって、この変異によって別の種になってしまっているのである。少なくとも、それまでの種ではなくなっているのである。 これは生物学的な意味だけでなく、人種や民族や国民の起源についても、そのまま言えることなのである。あるいは、そうすることによってのみ、自らの種を歴史の中で継続して行くことが出来たのである。 そしてまた、これは個人の自意識や存在の理由に関係することでもあって、自分が自分で無くなるということも十分に起こり得るのである。自分がだれか分からなくなり、自分を見失うといったことが起こるのである。 |
戻る。 履歴へ
index< 日誌 < ax背景 < 23c-52文明の発生4 「自律性」p6
2019-0406-0408