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5、変化する存在。


なぜなら、カタチの上だけでなく中身まで変わってしまえば、同一の種と言えなくなってしまうからである。しかしまた、模倣する側も、される側も同じ種であるからこそ、同じシステムと原理を有する存在であるからこそ、模倣もされ、またそれを自分のものとすることが出来るのである。

そしてまた、このような意味からも、表面的なカタチが変わっても、それが同一の種であり、同一の種であり続けるのであって、同一の種であることを失うことがないのである。

あるいは、むしろこのようにして種というのが、歴史の上で継続されて行くのである。そしてこの継続されたのが現在の種の存在なのである。もしも変化することが無かったなら、現在もなお存在し続けることが無かったであろう、ということなのである。環境に適応して変化し続けたからこそ、現在もなお存在しているのである。

戻る。             続く。

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2019-0406-0408