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これは、南アメリカの古代文明だけでなく、近世日本が鎖国を続けたのもそうである。また、中国が眠ったままで20世紀に至ってもなお、「中華思想」の幻想の世界で眠ったままであり続けたのもそうである。 自分というのが、いままで通りの自分であり続けようとしたのである。新たな革新的な技術の導入が、自分たちの身分的な上下の関係と、そのアイデンティティーを破壊するものとして映ったのである。 自分たちの精神を辱め貶めるものとして感じたのである。そして、確かにそうだったのである。それは自分たちの精神的な拠りどころを破壊するものだったのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0406-0408