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だから、こうした世界で生きる者にとっては、何も変化のないことが幸福なのであり、そして、これが自分の自己認識なのであり、そしてまた、この社会の安定の基礎となっているのである。 だからまた、こうして閉じてこもったままで、その中で少しでも変わった人間を見るとイラつくし、カンベン出来ず、許すことが出来ないのである。それは「自分たち」の居場所を脅かす存在として思えてくるのである。 そして、このような態度こそが「自分たち」という世界の前提であり、基礎なのである。またこれが、自分たちという心の拠り所になっているのである。戦時中の日本社会がそうであったし、現在の北朝鮮社会もまた、そうであり続けているのである。 |
戻る。 続く。
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2019-0406-0408