index< 日誌 < aj情緒 < 23c-57情緒2 「信じる」p6 |
だからまた、現実の自分自身の様々な肉体の動きといったものが、この情緒によって規定されていて、たとえば喜びのポーズや表情の一つとって見ても、それだけですでに情緒によって、そのパターンが定められているのである。 人間の無意識の世界が情緒によって支配され、そしてまた同時に、身体の働きと営みもまた、この情緒によって規定され、定形化され、規格化されているのである。言わば、カテゴリー化されているのである。 そしてまた、こうしたことが自分にとっての存在の仕方と、その理由になっていて、そしてまた同時に、自意識と自己認識の現実のカタチになっているのである。そしてそれだけが、自分が信じるもののすべてとなってるのである。 自分には、それしかないのである。また、それしか認められず、許されることも、受け入れられることもないのである。自分のすべてとは、このことなのである。 |