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しかしまた、このような情緒の動きといったものは、どのようにも解釈できるし、また、解釈して行かねばならないものなのであるが、そういう訳で、それはいかようにも解釈されるのである。 そして、そうやって情緒といったものが思考へと変換されているのである。揺れ動く情緒の理由が求められ、そして、それに答えるべく思考が自分の態度を決めているのである。 しかし、これだけではない。もっと大事なことがある。それは自分にとっての自分、自分でもどうにもならない自分自身の、あるいはまた、自分でも気づかないところで自分を支配し強制している、自分自身の無意識の世界を、この情緒が生み出しているのである。自分の存在といったものが、この情緒によって規定されているのである。 |