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5、出来ること。


要は、それしか知らず、それ以外の表現方法の持ち合わせがないのである。だからまた、さしあたってそれしか出来ないのである。しかしまた、それで納得するのである。それ以外に納得の方法がなく、だからまた納得せざるを得ず、納得しなければならないのである。

煩(わずら)わしく、面倒くさいことは、だれもしたがらないのである。すでにあるもの、わかっているもの、出来ることでもって自分を表現せざるを得ないのである。そうするしかないのである。それ以外に自分が理解できる方法というのを持たないのである。

もちろん、それ以外の表現の方法がどこかにあるのかも知れないが、フツーそうしたことは誰もしないのである。そして、これが日常であり、常識であり、もっとも自然で普通のあり得べき「自分と自分たち」のすがたなのである。

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2019-0406-0408