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そしてこの枠の範囲から出たものは、それの表現の方法を持たず、知らず、出来ず、それ以外の表現が出来ないように出来ているのである。すべてはこのような気分といったものの形式のパターンに沿うやり方で統合され、整理され、そしてそれでもって安心し、理解もされるのである。 だからまた、初め何らかの具体的な目的や現実の要求からなされた、表情や仕草、習慣といったものが、そのまま残り続けているのである。その目的を忘れたまま、形式だけが残り続けているのである。そして、これをもって自らの表現の形式にしているのである。まるで表現の方法がそれしかないようにである。 |