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そしてこの恣意的で主観的な、気ままで移り気な気分だけで、すべてが決められるのである。だからまた、たとえば怒りのポーズ、あるいは悲しみのポーズ、あるいはまた、喜びや楽しみのポーズといったものも、現実の実際の動機や原因とは直接の関係がないものになっているのである。 それはただ肉体の生理の作用の延長から始まっているのである。だからまた、それが形式的なカテゴリーと化した、定形的な仕草や表情のパターンしか持たないのである。このようにして、すべての感情や感覚の感じ方といったものが、この定形化されたパターンの枠の中に嵌(は)め込められてしまうのである。 |