| index＜ 日誌 ＜ aj情緒 ＜ 23c-58情緒3 「非現実」p5 |
| また、だからこそ、自分自身の無意識の仕草や習慣といったものが、いかようにも理由づけされるのである。というよりも、そもそも理由などないのである。理由などどうでもよいことなのである。 これが無意識の世界なのである。だからまた、直感的で本能的で先天的なのである。困惑し混乱した条件反射の連鎖、連続した反射の迷走する集合体のように反応しているのである。 だからまたそれは、現実の実際の動機や目的とは一切の係りを持たない。それ以前の世界なのである。あるのはただ現実を欠いた、自己完結的な世界の心地よさや驚き、おののきといったものでしかないのである。 |