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始まりは、何らかの現実的な必要から、目的意識的になされた動作といったものが、永きに渡って繰り返されることによって常習的となり、日常的な無意識の習慣となったのである。 この時点で、もはや最初の目的や動機といったものは失われていて、そしてそれをもたらした情緒の動きといったものが、それだけで重要な意味を持つようになり、情緒の表現手段として一人歩きを始める。 つまり、現実的な目的などといったことは、もはやどうでもよく、それに似た情緒の動きさえあれば、それだけで無意識の習性と化した表情や仕草として現れてくるのである。 |