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6、存在。


種は種として、そしてまた、自分は自分であり続けるのである。自分が自分でなくなれば、もはや存在の根拠も、拠り所も、理由もなくなってしまう。自分というのが、何かこれまでとは別の者になるか、あるいは自分を喪失し消えて行く。そしてそれは自分の死を意味する。

自分は、自分以外の者になれないのである。それまでの自分とは違う自分というのは存在しないのである。しかしまた、そうだとすれば、自分というのが元々そうなのであって、それしか出来ないように出来ているということである。

そしてこの場合、これが自意識なのであって、自分が自分であることの根拠と証明になっている。そしてこれが無くなれば、自分が自分であると言えなくなってしまうのである。だから、これこそが自分であり、これ以外の自分はあり得ないし、現実に存在し得ないのである。

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2019-0408-0411