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7、時間。


現実の物のカタチとしては捉(とら)えられないが、それが変化して行く変化の仕方の中に、何かしらの規則や秩序といったものが感じらるのである。種の印しやサインのようなものを見られるのである。

このようにして遺伝とは「種」のことであって、そしてまた、そうした自己の同一性のことを言っているのである。もしも「遺伝」という概念が無ければ、それはもはや種でもなく、自己という概念もなく、自分というのが何か訳の分からない者になってしまう。歴史を失くした、そうした時間が止まったような世界を生きることになる。

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2019-0408-0411