index< 日誌 < al境界 < 23c-66「連合の原理」p3 |
ダーウィンの「連合の原理」は、およそ次の三つに区分される。 @ 連鎖。 A 反対の原理。 B 自律神経。 @の、 「連鎖」とは、 偶然の錯覚のことであり、これが繰り返されることによって、それが自分にとっての習慣となり、そしていつしかそれが、自分にとってなくてはならない必然のものとなっている、ということである。自分を納得し了解し、自分を確かめ証明するものとなっている、ということである。 Aの、 「反対の原理」とは、 錯覚によってもたらされた習慣が、それとは反対のことが起こると、習慣とは反対の動作や仕草となって現れる、ということである。否定が、肯定の反対のポーズとなって表現されるということである。 この場合、(@の「偶然の錯覚」のときも同じなのであるが)自分を納得させ、安心させるために何らかの行為へと向かおうとするが、この際の順序や形式がちょうど「偶然の錯覚」と反対方向を辿る、とういことである。だから「反対」の原理と言っているのであるが、要は、連鎖もその反作用も、情緒は安心と落ち着きを求めるということである。 |