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2、連鎖の反作用。



例えば、天敵と出会うなどの緊急事態に直面した時、「争闘か逃走か」のための身体的反応が感情を引き起こす。 つまり、このアプローチでは、怒りは「心拍数や拡張期血圧の大幅な増加と、高い皮膚表面温度がもたらす感情で、何かを殴りつけたり、引き裂いたりしたい衝動を伴う」、ということである。これが、@の連鎖の作用なのである。これは恐怖に対して身構えるポーズである。

しかし、恐怖が終わり去った後は、安心して身体を開放し気を緩めて、手足や胸を広げて見せたり、表情から緊張と集中が消えて、緩んで拡がった無防備な感じになる。これがAの「反対の原理」である。そのいずれも表情やポーズといったものが、@とAでは正反対になる。

戻る。             続く。

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2019-0408-0411