index< 日誌 < al境界 < 23c-67「続、連合の原理」p6 |
ダーウィンはこれを「神経系の直接作用の原理」と言っている。これで全部である。 連鎖の原理でも、その反対の原理でもなく、それらと異なる自律神経というのが、本人の意志が介入する余地がほとんどないということである。それは意識にまで届くことのない、意識とはほとんど無関係の情緒や生理の世界なのである。 しかし実際には、連鎖の原理も、またその反対の原理も、その根底にあるのは、この神経系の直接作用の「自律神経」の原理なのである。このような自分の中の生理と情緒の世界が感覚と意識、そしてまた、考え方と行動のモデルとしての規範を決定しているのである。 自分自身の原理と、その存在の仕方の必然性を規定しているのである。そして、それを基礎にして、そこから連鎖の原理や反対の原理が遂行されているのである。 |