index< 日誌 < av表情 < 23c-87「外の世界」p2 |
また、それに伴う肉体の表情といったものが自分にも知られ、意識されてくる。それは同時に、自分が自分を自覚し意識する場面でもある。これは自己の自意識を目の当たりにしているのであって、そうやって自分というのを、まるで他人のように意識している。 そうして自分で自分を見ているのである。そしてこれが自意識であって、自分を意識すると同時に、現実に生きている自分とは別の自分を感じているのである。 現実というのが自分とは別の世界のように思えてきて、自分の意志ではどうにもならない、客観的なものとして迫ってくると同時に、それを自分とは別の世界として、自分の中で観念化しているのである。 |