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言い換えると、個人というのが、どこまで行っても自律することがない世界なのである。自律しないことが、この世界の掟(おきて)なのである。そうした集団の中で個人が理没し、消えて行って、押し殺したところに成り立つ世界なのである。 そして、このような権威に対する盲目的従順性が、この東アジア世界の特徴となっている。それは、個人を無視したところに成り立つ世界である。人為的な「よそ者」を作り出して、これを排除・迫害し、そして個人を固定した上下の人間関係でもって拘束し続ける、そうした世界なのである。 だからまた、自分というのが自律した個人であると自覚する場面のない、そうした世界なのである。そしてこれがこの世界の平和と秩序の絶対的な条件なのである。 |
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