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9、上下の関係。


つまり、他人の中に自分を見い出していて、そして、その関係においてのみ、自分の居場所と自意識といったものを見い出しているのである。従って、こうした社会のシステムは、カースト的な上下関係を基にしたピラミッド型にならざるを得ない。(実際には上と下が極端に狭められた菱形◇となる。)

これは社会のシステムのみならず、人間の頭の中の観念の世界が、こうした仮想の絶対的な権威の存在を基にした、上下の人間関係に基づいて成り立っている、ということである。

このような化石のように硬直した変化のない世界である。そして、何も変わらないということが、このような儒教がもたらした無意識の世界の、絶対的な条件なのである。

戻る。             続く。

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