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2、当事者と第三者。

これは当事者たる本人からすると、どうにもならない成り行きがそうさせたのであり、それは偶然の運によって左右された運命のように思えてくる。この意味で、それは本人の主観でしかないのである。

しかしこれを外の第三者から見ると、本人が持って生まれてきた、宿命的な本人の素質と環境がそうさせたのであり、それは必然としか言いようのないものなのである。

要は、同じことを、中から見ると主観的な偶然のように見えてくるし、これを外から見ると客観的な避けようのない必然のように見えてくる、ということなのである。

戻る。             続く。

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