index< 日誌 < s設定 < 24a-04「意志の誤解1」p9 |
しかしまた、そうであるにもかかわらず、このような自分の意志や求めるものを信じるということが、自分の保身と社会の安定に繋がっているのである。だからまた、信じなければならず、信じようともするし、信じざるを得ないのである。 それ以外にないのである。これは文明世界の掟(おきて)なのであって、システムそのものなのである。そしてこれが現実であり、時代なのであり、これを離れては、人間は生きて行けないように出来ているのである。 これは仕方のないことであって、それ以外になく、それだけが自分が生きて行くための定められた宿命なのであり、ただ一つの許された生き方となっているのである。 |