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3、思い込み。


必要や理由などと言ったものは、実際にはどうでもよいのである。そんなものは、後から何とでも付け足せば済むのである。要は自分の利益に適ってさえいればそれで良く、ただそれだけなのである。

それはむしろ「デッチ上げ」なのであって、あるいは思い込み、または気まぐれな意志が凝り固まった確信に過ぎないのである。それはもっと正確に言うと、それ以外にあり得ず、それだけなのであり、そうであるとしか言いようのないものなのである。

他の言い方をすれば、それは偶然と錯覚の産物でしかないものなのである。人間は自分の意志で生きているのではない。時代という現実の条件によって活かされているのである。

戻る。             続く。

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2019-0505-0507