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2、別の者。


つまり、言い換えると、現実を生きている自分と、それを意識している自分とは必ずしも一致するものではなく、別の者だということである。

このようにして自分というのが意識され、人間関係や社会というのが実は単なる手段に過ぎず、そして自分は、こうした現実とは別のところから自分を見ているのである。

つまり、社会システムや常識、日常といったものが絶対的なものではなく、相対的なものであるということを、嫌が上にも思い知らされるのである。

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2019-0624-0725A