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遺伝や本能といっても、それは飽くまでも潜在する可能性に過ぎず、これが現実のカタチになるのは、本人自身が生きている現実の環境の中においてだけなのである。それは表情や、あるいはそれ以前の神経や生理の作用も、そしてまた、行動様式や社会性まで含めてそうなのである。 そして、こうしたことが自分と世界とのかかわり方なのである。そしてまた、そうした中で始めて、潜在的な可能性に過ぎなかったものが、カタチある現実として現れてくるのでる。 潜在的な可能性とは、要するに、それ固有の自律した原理のことであって、これが現実世界の中ですがたカタチを変えて現れてくる、ということなのである。 |