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1、集団。


自分の身体内部の様々バラバラな反射作用と、それら全体としての傾向。連鎖しながら繋がり拡がって行く、そうした全体としてのバランスと、その一体性。そしてそれが作り出す馴れと習性といったもの。そしてそれが、それだけで一つの閉じた世界を成しているのである。

そうである以上、それ自身の内に、それ固有の傾向や特殊な自律性、固有で独自の秩序と制約のバランスを持たざるを得ないのである。そうした意味で、それは一つの閉じた世界を作り出している。あるいはまた、これを外から眺(なが)めて見ると、そのように見えるということなのである。

特殊な固有の自律性の下に動いているように見えてくるのである。そして、もしもそのように見えて来ないとすれば、それは個体としても、民族や国民としても、あるいは何らかの集団として見なすことが出来ないのである。

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2019-0507-0511