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また、確かにこのような世界。そしてそれがもたらす、このような条件の下においては、たしかにそのようにしか見えて来ないのである。そうした環境と、そしてそうした何らかの個性と傾向の特殊性といったものだけが、自分がこの現実の世界で生きて行くための条件となってきたのである。 そしてこれが自らのシステムなのであり、その環境とのバランスとなっているのである。またこれが、必然的な自律性の違いとして、自己と他者を区別する条件となってきたのである。 あるいはまた、これが、自己と他者を区別し識別する境界面となってきたのである。そしてまた、このようにして自己の領域と、そのカタチを作り出してきたのである。 |