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5、外面的。


従ってまた、科学、芸術、哲学といったものも、このような合理的な理性に適うものが求められたのである。自分を正当化し、自分の価値観と生き方に、他人に対する優位性と強制力を持つ思想的根拠が求められたのである。

そしてこれに基づいて、国民国家と社会の秩序と常識、そしてまた学校教育とマスコミが編成されてきたのである。この意味では、これは意図的で計画的に作り出されたものなのである。

従ってまた、それはあくまでも外面的で形式的なものなのであって、自己の内面に立ち入ることのない世界なのである。むしろ、個人の内面自体は合理性と相いれないものなのである。理性そのものは、本能や衝動とは別のものなのである。

戻る。             続く。

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2019-0507-0511