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従ってまた、ゴミ以下の毒親に仕(つか)える妻や子たる者は、たとえどんなことがあっても耐え忍ぶことが何よりも貴(たっと)ばれ、尊敬され、そしてこれが最大の美徳とされたのである。 また、生活が苦しくて生きて行けないときは、自分が死ぬのと同時に、それより先に我が子を殺す。あるいは一家心中、または恋人同士の心中ということになる。腹切りも玉砕も万歳突撃も根本的なところは同じことなのである。 周りとどこか違う人間が残ってもらっては困るのである。だれもかも皆が同じでなければならないのである。みんなと違う人間が居てもらっては困るのである。自分とは、みんなの中の自分であって、個人というのが存在してはならないのである。 どういうことかと言うと、要するに、まわりに迷惑をかけて袋だたきに合う前に、いさぎよく自分で自分を始末しなさい、ということなのである。だからまたこれが、みんなのことを思いやる自己犠牲の、何か果てしなく美しいことのように思われたのである。(ウェー、ホント吐きそう。) |
戻る。 続く。
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2019-0507-0511